スコットランド
スコットランド(3)

スコットランド(Scotland)
7.9万平方キロメートル 525.4万人(2012年)
首都 エジンバラ
言語 英語、スコットランド・ゲール語 等

スコットランドの旅(3)
湖水地方の魅力を満喫

(第4日目の続き)

 ゴーダ―城の見学後、次の訪問地ウイスキー蒸留所へ向かった。途中ウイスキー街道を通過する際、スペイ川という渓流のまわりに、多くのウイスキー蒸留所が集まっていた。さすがスコッチウイスキーの本場スコットランドだなぁ〜と思わされた。  我々は、シーバスリーガルの醸造元であるストラスアイラ蒸留所を見学した。 01.jpg
ウイスキー蒸留所が集まるエリア
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蒸留所の表札及び案内板
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ストラスアイラ蒸留所前にて

 蒸留所に入ると、すでに何組かの人々が工場の案内人を待っていた。しばらくすると、男性の案内人がやって来て、我々は彼の後に続いて蒸留所の中に入った。
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蒸留所外観
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近代的な内部

 見学は約40分位あり、その後、期待していた試飲があった。
 年代が違うシーバスが4つの小さなグラスに分けられ試飲を味わった。
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試飲のグラス
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12年と18年物のシーバス

体の中に、濃い琥珀色の美しい液体を流しこむと胃袋がカッと熱く反応した。ウイスキーのフレーバーを鼻で味わう。次にその鮮烈な喉ごしを舌の上で味わうのがティステングのやり方である。特に、12年物のシーバスは円熟したまろやかさと華やかな香りがあり、熟成感が最高であった。しかし糖尿病がある私にはちょこっと飲むくらいしかできないのが残念であった。

 ストラスアイラ蒸留所を見学していると、NHK連続テレビ小説『マッサン』の場面が思い出された。

 美味しいウイスキーの香りを残して、我々は今日の宿泊地アバディーンのホテルに向かった。
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ウイスキーの塔

(第5日目)

 朝早めに起床して、朝食後今日の見学地セント・アンドリューズ(St Andrews)に向かった。
 アバディーンから約2時間(130q)くらいかけて到着したときは、もの凄い海風で体が吹き飛ばされそうになった。
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パースの町を走行
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風で吹き飛ばされそう

 こんなところで本当にゴルフができるんだろうかと思ったくらいである。ガイドさんに聞くと、このオールドコースは、"神が造りたもうたコース″と呼ばれているらしい。長い年月をかけて海と強風によって造り上げられた自然の地形をそのまま利用したコースだと教えてくれた。
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テレビでよく出る建物
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グラブハウス前にて

 また、セント・アンドリューズは「ゴルフの聖地」としてつとに有名で、5年に一度、四大メジャー大会が開催され、その中でも最古の歴史を誇るゴルフ大会・全英オープンがこの「オールド・コース」(Old Course)を舞台に開かれているという。
 私はあまりゴルフに詳しくないが、名前くらいテレビなどで知っていたので感激した。
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オールド・コース
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有名な橋の上で

 お昼は、マクドナルド・ルーサックスホテルでオールドコースを眺めながらビーフ料理をいただいた。 15.jpg
オールドコースを見ながら食事
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新鮮な野菜サラダ
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ビーフ料理

 このホテルは由緒があるらしく、ロビーラウンジや施設内にこれまでの歴史や、有名ゴルファーの写真が飾られていた。その中には私でも知っているジャック・ニクラスなどの写真が飾られていた。

 昼食後、セント・アンドリューズの直営のショップでゴルフ用品やお土産を旅友と買った。
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昔のプレイヤー
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歴代の名プレーヤー
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ジャック・ニクラスのフォーム


 次に約1時間半位かけて次の見学地であるスターリング城に向かった。
 この城はスコットランドで最も壮麗な城で、ルネッサンス様式の城郭を持つ。スコットランドの首都エディンバラとスコットランド最大の都市グラスゴーを結ぶまん中よりわずか北寄りに位置し、古くから「スコットランドへの鍵」といわれこの城を制する者はスコットランドを制すると称された重要な拠点であった。また、スコットランドとイングランドとの攻防の歴史の中で戦略的に重要な位置を占めてきたようだ。何よりもメアリー女王が生後9ヶ月で戴冠式を行った城として有名である。
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観光客で賑わうスターリング城

 何年か前に観た、メル・ギブソンが主演・監督したアメリカ映画「ブレイブハート」で有名になったウイリアム・ウォレスとその意志を受け継いだロバート・ザ・ブルースの像が城に入る両側に立っていた。
 我々が到着したときは、あいにく雨が降っていたが、それでも観光客で一杯であった。
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ウイリアム・ウォレスの立像
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ロバート・ザ・ブルースの像

 スターリング城は、明日見学予定のエディンバラ城より小さいといわれているが、スコットランドの歴史を学ぶ上で重要な位置を占めるお城である。
 城内は、16世紀当時の様子が分かるキッチン、レプリカの玉座があるグレート・ホール、博物館などがあった。
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蝋人形で作られた料理人
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王と王妃の玉座
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グレート・ホール内

 何よりも城壁から見るパノラマは素晴しいのだが、天気がいまいちだったので遠くエジンバラまで見渡すことができず残念であった。

 見学後、今日の宿であるリビングストンのホテルに向かった。
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城壁から見る眺め

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