ビール酵母はビールを醸造する際に出来る副産物で、多くの栄養素を含む数少ない完全食品のひとつとして古来より珍重されているサプリメントです。

ビールは大麦を発芽させた麦芽に、でんぷんなどを加えて煮込んだ麦汁をつくり、これに酵母を加えて発酵させて出来上がります。
この際上澄みはビールとなり、沈殿したものが麦汁の栄養分をふんだんに含んだビール酵母となります。ビール酵母はこの沈殿物を洗浄、乾燥して出来ますのでアルコールはまったく含みません。
また、ビール作りにおいては法律で化学物質の添加を規制しているため、ビール酵母は完全に自然なものとして安心して摂取できます。

ビール酵母の成分のうち50パーセントはアミノ酸、30パーセントは食物繊維です。残り20パーセントに多くのビタミン、ミネラル、などが含有されています。

Ａ．アミノ酸
人体そのものを作る成分で、体内で作ることの出来ない必須アミノ酸の９種のほか、１８種のアミノ酸を補給することが出来ます。

Ｂ．ビタミン
ビール酵母には１０種のＢ群ビタミンを含みます。これらは三大栄養素の代謝に欠かすことの出来ない生命維持の上でもっとも大切なものです。

Ｃ．食物繊維
ビール酵母の成分のうち３０パーセントは食物繊維です。この食物繊維は腸内をきれいにし、便秘予防に役立ちます。

Ｄ．ミネラル
高血圧予防に働くカリウム、骨や歯の原料となるカルシウム・マグネシウム、活性酸素の働きを抑えるグルタチオンなど豊富なミネラルがビール酵母の特徴です。

1. ビールメーカー各社から粉末のもの、錠剤のものが発売されています。
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2. メーカーによっては他の栄養素をさらに添加しているものもあります。
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3. 錠剤のものは食後服用し、粉末のものはお料理に加えてうま味調味料としてもお使えいただけます。

ビール酵母には細胞新生の材料となる核酸も多く含まれます。この核酸にはプリン体が含有されるため痛風の方は服用量に注意する必要があります。担当医に相談の上ご利用ください。